港区立高輪いきいきプラザ

2026.08.26

  • ニュース

高血圧治療薬と認知症の関係

「高齢者における高血圧治療薬の選択が、その後の認知症発症リスクに与える影響について分析を行なった」と発表したのは、統計数理研究所、九州大学、鳥取大学の共同研究グループです。高齢化社会において新しい認知症治療薬の開発が進む中で、認知症リスクを低減し得るものがあるのかを明らかにすることは、公衆衛生上大きな意義があるといいます。本研究では、500万人規模の大規模医療データベースをもとにアルジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)とカルシウム拮抗薬(CCB)の比較分析を実施。その結果、65歳以上で認知症のない高齢者52,019人のうち、ARBの群はCCBによる治療を新たに開始した群と比較して、全認知症の発症リスクが有意に低いことが示された、と述べています。加えて「追跡期間中の血圧低下効果は両群ともほぼ同等であったことから、この差は単なる血圧の低下効果だけでは説明しにくく、ARBが持つ脳血管保護作用などが関与している可能性が示唆される」とも述べています。本共同研究グループは、「高齢者が日常診察で広く使用している降圧薬の選択が認知症予防につながる可能性を示したものである」と述べ、「通常の臨床試験では検証が難しい高齢者医療の重要課題に対して、現実社会に根差したエビデンスを創出できることを示した」と結んでいます。

https://www.ism.ac.jp/ura/press/ISM2026-09.html

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む