2026.08.26
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植物の「季節メーター」って何?
植物は「季節メーター (Season-Meter) 」と呼ばれる仕組みを備えているそうです。具体的には、植物は春到来前の厳しい冬の寒さ、夏から秋への⽇照時間の減少など様々な環境の変化に直⾯しますが、単にそれが起きた時に反応を開始するのではなく、変化の到来を予測して事前に備えておくこと、それが「季節メーター (Season-Meter) 」と呼ばれる仕組みです。驚くことに、「過去数週間から数カ⽉間の気温の推移を集計するもので、これによって季節の変化を予測し、成⻑・開花・休眠などのタイミング を決定している」のだとか。ただ、「この季節メーターが、どれくらい過去までさかのぼって環境変動を記憶しているのか、あるいは異なる植物や遺伝⼦の間で同じように働いているのかを評価する標準的な⽅法は、これまでなかった」といいます。そこで、筑波⼤学⽣命環境系、京都⼤学⽣態学研究センター、岐⾩⼤学応⽤⽣物科学部の共同研究グループは、日本に自生するワサビとハクサンハタザオを対象に、両種の遺伝子の挙動と気候データの関係を2年間にわたって追跡し、これらの遺伝子を制御する季節メーターが過去の気温履歴をどれくらいさかのぼって記憶しているかを算出する手法を確立した、と発表しました。これにより、同じ制御系にある3つの遺伝子が、それぞれ異なる温度記憶期間(数日間、数週間、約5カ月)に基づいて制御されることを明らかにした、と述べています。本共同研究グループは、「今後、地球温暖化等により気候変動が進行する中、未知の気候パターンに対する野生植物や農作物の反応を予測・評価する上で大きく貢献すると期待されます」と述べ、「地球温暖化等により気候変動が進⾏する中、このようなツールは、野⽣植物や農作物が未知の気候パターンにどのように反応するかを予測・評価する上で⼤きく貢献することが期待されます」と結んでいます。
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/biology-environment/20260821140000.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

