2026.08.19
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炎症を引き起こすスイッチとは?
炎症が過剰に起こることを「遺伝性自己炎症性疾患」と呼ぶそうです。高熱や激しい腹痛を引き起こす「家族性地中海熱」はその一つ。京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点および東北大学大学院生命科学研究科ら、多くの大学や研究機関が参画した国際共同研究チームは、「原因不明の強い炎症を示す患者の遺伝子解析と、大規模ゲノムデータベースの網羅的解析を組み合わせることで、パイリン<2>というタンパク質が炎症を引き起こす『スイッチ』をどのように入れるのか、その新たな仕組みを明らかにした」と発表しました。加えて、このパイリンがCDC42<3>という別のタンパク質と作用し合うことで炎症スイッチが入ることを見出した、と述べています。さらに、「遺伝子変異によってこの作用が異常に強まると、パイリンの働きが過剰に活性化されることで『過剰な炎症』が生じる」とも述べています。すなわち、これまで病気との関係がはっきりしなかった多数のパイリン遺伝子の変異が明らかになったという訳です。家族性地中海熱は、指定難病に分類され、日本では500人程度の患者が報告されているそうです(2009年全国調査より)。ともあれ、今回の研究の知見によって、「炎症の暴走を抑えるための新たな治療アプローチにつながる可能性が示された」と結んでいます。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/08/press20260817-01-Pyrin.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

