2026.08.19
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脳卒中発症前の「フレイル・多疾患併存・低栄養」の重複が予後を左右
「急性期脳卒中患者を対象とした調査により、高齢者に多く見られる発症前のフレイル、多疾患併存、低栄養という3つの問題の重複に着目して解析した結果、これらの重複数が多いほど、脳卒中発症後 1 年以内の死亡や心血管イベントのリスクが段階的に高まることを明らかにした」と発表したのは、兵庫医科大学リハビリテーション学部理学療法学科 および医学部 社会医学データサイエンス部門の研究グループです。具体的には、「急性期脳卒中患者の約 3 人に1人は、発症前からフレイル、多疾患併存、低栄養のうち 2 つ以上が重複して認められたこと、そして、これら3つの要因の重複数が多いほど、脳卒中発症後1年以内の死亡や狭心症や心筋梗塞、脳卒中などのリスクを引き起こす潜在的根源が上昇することが示されたと述べています。実際、3つすべてに該当する患者では、いずれにも該当しない患者と比べ、死亡・心血管イベントのハザードが 5.2 倍に増えたということです。ご存じのように、脳卒中は死亡率や罹患率の大きな負担となっていますが、その罹患者は増加し続けているとのことです。加えて、脳卒中を発症する患者の高齢化が進んでおり、発症前からフレイルや多疾患併存、低栄養など、高齢者に多くみられる問題を有する患者が増えていることが背景にあり、喫緊の課題であるといえます。本研究グループは、「フレイルや低栄養については、入院後の診療過程で評価することが可能であり、適切な介入による改善も期待されています」と述べ、「これらに多疾患併存を加えて包括的に評価することが、脳卒中患者の予後不良ハザードを早期に把握する上で有用である可能性が示されました。今後は、このような包括的評価に基づくリハビリテーションや栄養管理などの介入が、患者の長期的な予後改善につながるかを検証していく予定です」と結んでいます。
https://www.hyo-med.ac.jp/corporation/publicity/news-releases/3872/
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

