2025.10.14
- 活動報告
【南中野包括】地域ケア個別会議
先日、「地域ケア個別会議」に参加させて頂きました。
今回は、はじめての試みで「野中式」での事例検討会。
ご支援させて頂いている方の、今後の生活への思いをどのように汲み取り、サポートさせてもらうのか、皆で話し合いをしました。
野中式とは、参加者からの質問をもとに、その方のアセスメントを深め、全体像を紐解いていきます。
質問により次々と深められていく情報をホワイトボードに書き込んでいくと、新たな気づきが沢山ありました。
この方が、大事な方と生活を共にした7~8年間は、この方にとっては、支えてもらうだけでなく、
自分も相手を支え、安心した生活を送られたとても幸せな時間だった・・
相手を亡くしてしまったが、彼女の生きた証がここにある!
それを確認できたことは、私自身、とても心が温かくなる瞬間でした。
多職種、他部署の方からの視点も、とても参考になることばかりでした。
自分が思っている、この方の人物像など、他の方からはどう見えているのか、確認する事も出来ました。
また、今後どにように関わるのが良いのか、アイデアを出し合いました。
普段では思いつかないアイデアも出され、とても貴重な時間でした。
最後には、参加者の皆さんが、この方の本当の幸せを望んでいる、不思議な空気感で、
まだまだ時間が欲しかったぐらいです。
この会議に参加した方が、自分は何が出来るからと、声をかけていただいたり、ご本人に直接声をかけたりくれたりと、
こんなに沢山の協力的な仲間がいると、感じることが出来ました。
今回、この会議を設定してくださったアウトリーチチームの方、野中式を進行してくださった障害者相談支援事業所の方、
他区で関わってくださった支援者の方、地域の方、中野区の支援者の皆様、本当にありがとうございました。
今回出たアイデアをもとに、これだけ応援してくださる方々を味方につけて、
これからもこの方が、地域の中で安心して暮らしていかれるように支援させて頂きたいと強く思いました。


