中野区南中野地域包括支援センター

MINAMINAKANO

2025.04.09

  • 活動報告

【南中野包括】退院調整の支援

地域包括支援センターでのご相談において、「退院調整」は度々あります。

退院するにあたり、入院前と違って生活や健康管理にサポートが必要となり、介護保険の申請やサービス利用の調整をはかります。

当センターですと地理的に、隣接している杉並区の総合病院や、新宿区の大学病院からの退院のご相談が多いです。

急性期の病院では、入院した時点から、退院に向けて調整が始まります。

「病院から言われて介護保険の相談に来ました」とご家族がご来所されたり、動けるご家族がいない場合は病院のソーシャルワーカーから相談の電話が入ったりします。

サービスの利用がお帰りになってからでよいのか、サービスがないと帰れないのか、緊急性を確認しながら、サービスの調整を進めることになります。

本日はもともとご支援していたご利用者が、入院している総合病院へ、退院調整のため赴きました。
退院にあたり、ベッドや手すり等の環境整備、歩行器や4点杖等の歩行補助具、が必要な方です。
そして、ご本人の大事な通い先である障害作業所の送迎ポイントまでの移動をどのようにしたら安全に行えるか、その点を協議するため関係者で集まりました。

今回の入院先はご自宅からやや遠方のため退院前のリハビリ職による「家屋調査」は対応困難でしたので、ご自宅内の写真と、ご自宅から送迎ポイントまでの道のりの動画を撮影して持参しました。

リハビリ職の方に見てもらい、ご本人の意向を伺い、障害福祉課の方に活用できる制度を提案してもらいました。
また福祉作業所の方も、送迎ポイントを少しでも近くできないか、色々と検討して下さいました。

こうして介護保険だけでなく活用できる制度を駆使して、ご本人が安全に生き甲斐をもって暮らす生活をどう支えられるかを協議し、支援の調整を進めます。
来週いっぱいで調整を詰めて退院の方向になりましたので、安心して在宅生活が送れるよう調整したいと思います。

病院への道のりで、中野駅付近の桜並木を通りました。
まだ桜が残っていて綺麗でした。今年は長く楽しめましたね。

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