2026.08.27
- 活動報告
【南中野包括】セルフネグレクトへの支援を考える研修に参加
先日、セルフネグレクト(※文末)への支援についての研修に参加しました。
セルフネグレクトとは、単に「片付けができない」「生活が乱れている」ということではありません。そこには、孤立や人間関係、心身の状態、生活上の困りごとなど、さまざまな背景が隠れていることがあります。
研修で特に印象に残ったのは、「なぜ、この状態になったのか」を考えることの大切さです。
例えば、いわゆる「ゴミ屋敷」の問題。
目の前のゴミを片付けることだけを考えるではなく、「なぜゴミを捨てられなくなったのか」「いつからこの生活になったのか」「本人は、何に困っているのか」と、その人の生活や思いに目を向けることが支援の第一歩になります。
そして、支援は一度関わって終わりではなく、継続して見守り、つながり続けることが大切です。
専門機関だけで支えるのではなく、地域住民や身近な人たちも含めて、地域全体で「支援の目」を持つこと。
その中で、本人が「助けて」と言える相手や、安心して過ごせる居場所をつくっていくこと。
セルフネグレクトの状態にある方には、孤立している方も少なくありません。
だからこそ、支援する側の価値観を押し付けるのではなく、その人らしさを大切にしながら、その人のペースでつながっていくことが重要なのだと改めて感じました。
今回の研修を通して、地域包括支援センターとして、専門的な支援だけではなく、地域の力も借りながら、早い段階から気づき、つながり、見守ることの大切さを改めて考える機会となりました。

(※)「セルフ・ネグレクト」とは (東京人権プラザHPより抜粋)
「自己放任」を表す用語で、自分の生活や健康を維持することが難しくなり、長期間入浴を行わない、居住空間にゴミを溜め込むなど、自ら健康で文化的な生活を放棄するような状態を指します。一見すると、個人の自己管理の問題のように思われがちですが、重篤なケースの場合、放置すると「孤立死」という重大事態につながることもあります。

