代沢地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)

2026.04.06

  • お知らせ

【代沢包括】高齢者の健康を守る「口腔ケア」

こんにちは、代沢あんしんすこやかセンターです。

「口のケアは大事」と聞いたことはあっても、
なぜそこまで重要なのかどこまでやればいいのか、迷う方も多いのではないでしょうか。

実は、口腔ケアは
食べること・話すこと・生きること
そのすべてに関わる、とても大切なケアです。

今回は、介護や在宅生活の現場で特に重要となる
高齢者の口腔ケアのポイントを分かりやすくご紹介します。


なぜ高齢者に口腔ケアが必要なのか?

年齢を重ねると、次のような変化が起こります。

  • 唾液が減る(口が乾く)

  • 飲み込む力が弱くなる

  • 歯や入れ歯の問題が増える

  • 自分でのケアが難しくなる

その結果、口の中の細菌が増え、さまざまなトラブルにつながります。

特に重要なのが次の病気です。


① 誤嚥性肺炎の予防

高齢者の肺炎の多くは口の中の細菌が肺に入ることで起こります。

口腔ケアをしっかり行うことで

  • 肺炎の発症を減らす

  • 入院を防ぐ

  • 命を守る

ことにつながります。

実際に、口腔ケアで肺炎が減ることは多くの研究で確認されています。


② 低栄養の予防

口の状態が悪いと

  • 食べにくい

  • 噛めない

  • 痛い

  • 飲み込みにくい

という問題が起こります。

  • 食事量が減る

  • 体重が減る

  • 体力が落ちる

  • 転倒しやすくなる

という悪循環になります。

つまり口腔ケアは栄養ケアそのものでもあります。


③ 認知症の進行予防

口の機能が低下すると

  • 会話が減る

  • 食事が楽しめない

  • 外出が減る

など、生活の意欲が低下します。

  • 噛むこと

  • 会話すること

は、脳への刺激になります。

口腔ケアは生活の質(QOL)を守るケアでもあります。


口腔ケアは「2種類」あります

口腔ケアには大きく分けて2つの目的があります。


① 清潔を保つケア(器質的口腔ケア)

いわゆる「歯みがき」です。

  • 歯みがき

  • 入れ歯の洗浄

  • 舌の清掃

  • 口の中の汚れの除去

細菌を減らすケアです。


② 機能を保つケア(機能的口腔ケア)

こちらはあまり知られていませんが、非常に重要です。

  • 口の体操

  • 唾液腺マッサージ

  • 発声練習

  • 嚥下体操

飲み込む力を維持するケアです。



毎日の基本(重要)

1日 2~3回

  • 就寝前(特に重要)


入れ歯の方のポイント

  • 必ず外して洗う

  • 夜は外して保管

  • 毎日洗浄

  • 合っていない場合は歯科受診


見逃されやすいポイント

実はここが重要です。

  • 頬の内側

  • 上あご

  • 歯ぐき

  • 入れ歯の裏


こんなサインがあったら要注意

現場でもよく見られます。

  • 口臭が強くなった

  • 食事に時間がかかる

  • むせることが増えた

  • 体重が減ってきた

  • 入れ歯を嫌がる

  • 口が乾いている

  • 会話が減った

これは口腔機能低下のサインかもしれません。


まとめ

口腔ケアは

  • 肺炎予防

  • 栄養改善

  • 認知症予防

  • 生活の質向上

につながる、とても重要な支援です。

特別なことをする必要はありません。

まずは毎日の歯みがきと、ちょっとした気づきそこから始めてみましょう。


(記事作成者:Y.T)

代沢あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)

住所:世田谷区代沢5-1-15

TEL:03-5432-0533

FAX:03-5433-9684

開所時間:月曜~土曜

(午前8時30分~午後5時

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