2026.04.03
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【代沢包括】「水をこまめに飲む」ことのメリットと上手な飲み方
こんにちは、代沢あんしんすこやかセンターです。
「のどが渇いていないから大丈夫」
「トイレが近くなるから、あまり飲まないようにしている」
このように感じている方は少なくありません。
しかし、脱水は気づかないうちに進行することが多く、特に高齢者では重症化しやすいため、日頃からの予防がとても大切です。
水をこまめに飲むことのメリットと、無理なく続けられる飲み方のコツを分かりやすく解説します。介護・医療・地域での啓発にも活用できる内容です。
なぜ「こまめな水分補給」が大切なのか
人の体の約60%は水分でできています。
汗や尿、呼吸などによって、1日約2〜2.5リットルの水分が失われているといわれています。
しかも、
- 高齢者は「のどの渇き」を感じにくい
- 利尿薬などの影響を受けることがある
- トイレを気にして水分を控えることがある
といった理由から、気づかないうちに脱水になりやすいのが特徴です。
水をこまめに飲むことの5つのメリット
① 脱水や熱中症の予防になる
体内の水分量を保つことで、体温調節がうまく働き、熱中症や脱水のリスクを下げることができます。
② 便秘の予防・改善につながる
水分が不足すると便が硬くなり、排便が困難になります。
適度な水分摂取は、腸の動きを助ける大切な役割があります。
③ 血流が良くなる
水分が不足すると血液が濃くなり、流れが悪くなります。
その結果、
- めまい
- だるさ
- 頭痛
などの症状が出ることがあります。
こまめな水分補給は、体全体の巡りを良くする基本です。
④ 尿路感染や膀胱炎の予防になる
十分な水分をとることで尿量が増え、細菌が体外に排出されやすくなります。
⑤ 認知機能や集中力の低下を防ぐ
軽い脱水でも、
- ぼんやりする
- 判断力が低下する
- 転倒リスクが上がる
といった影響が出ることがあります。
特に高齢者では重要なポイントです。
「どのように飲めばいいか」— 上手な水分補給のコツ
ポイントは「少量をこまめに」
一度にたくさん飲むと、体に吸収される前に尿として出てしまい、
トイレが近くなる原因になります。
そのため、次のような飲み方が理想です。
1日の水分補給の目安(例)
- 起床時:コップ1杯(150〜200ml)
- 朝食時:100〜150ml
- 10時頃:100〜150ml
- 昼食時:100〜150ml
- 15時頃:100〜150ml
- 夕食時:100ml
- 入浴前後:100〜150ml
- 就寝2時間前まで:100ml
合計:1,000〜1,500ml程度(飲み物として)
※食事(味噌汁・果物・野菜など)からも水分をとっています。
水分補給を続けやすくする工夫
- 目につく場所にコップや水筒を置く
- 時間を決めて飲む(例:毎時0分)
- 薬を飲むタイミングと一緒にする
- 外出時は必ず飲み物を持参する
「のどが渇いたら飲む」ではなく、
習慣として飲むことが大切です。
注意したいポイント
● トイレが近くなる場合
- 一度に飲む量を減らす
- 夕方以降は少し控えめにする
- 常温でゆっくり飲む
これだけで改善することが多いです。
● 次のような方は医師に相談を
- 心不全
- 腎臓病
- 水分制限がある方
個別の指示が必要になる場合があります。
まとめ
脱水予防の基本は、
「こまめに、無理なく、習慣として」水分をとることです。
特別な飲み物は必要ありません。
日常の中で少しずつ続けることが、体調維持につながります。
- 一度にたくさん飲まない
- 少量をこまめに飲む
- 1日1〜1.5リットルを目安にする
この3つを意識するだけでも、脱水予防の効果は大きく変わります。
日々の体調管理や、ご家族・利用者への声かけの参考になれば幸いです。
(記事作成者:Y.T)
代沢あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)
住所:世田谷区代沢5-1-15
TEL:03-5432-0533
FAX:03-5433-9684
開所時間:月曜~土曜
(午前8時30分~午後5時

