2026.07.29
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ブルーベリー由来成分が筋肉細胞の脂質蓄積を抑制
信州大学学術研究院食品機能学研究室の研究グループは、「ブルーベリーやブドウに微量に含まれるポリフェノールの一種『プテロスチルベン』が、筋細胞内の脂質蓄積を抑制する新たな分子機構を明らかにした」と発表しました。当プレスリリースによると、骨格筋は全身のエネルギー代謝を担う重要な組織ですが、近年、加齢や肥満、運動不足などにより筋肉内に過剰な脂質が蓄積すると、インスリン抵抗性や代謝機能障害の一因となることがあるそうです。こうした背景から、筋肉内に蓄積した脂質を効率よく分解する方法の開発が求められていたといいます。そこで、本研究では、食品由来成分の中から筋細胞の脂質蓄積を抑制する物質として「プテロスチルベン」に注目。このポリフェノールの一種に強い効果があることが分かったそうです。本研究では、「プテロスチルベンは脂肪酸代謝を制御する転写因子PPARδの分解を抑制し、そのタンパク質量を増加させることが分かった」と述べ、「一般的なPPARδ活性化剤は受容体に直接結合して作用しますが、プテロスチルベンは受容体に直接結合せず、タンパク質の安定化を通じて活性を高めるという新しい作用様式を示した」とも述べています。本研究グループは、「今後は肥満モデル動物などを用いて、生体内においても同様の作用が認められるかを検証する予定です。特に、プテロスチルベンによるPPARδ安定化が骨格筋の脂質代謝改善やインスリン感受性向上にどの程度寄与するかを明らかにすることで、生活習慣病予防に向けた栄養学的アプローチの発展が期待されます」と結んでいます。
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/news/2026/07/ppar.php
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

