港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.15

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無重力下の触覚刺激の減少と神経・筋の機能低下の関係

宇宙から帰還したはかりの宇宙飛行士が、人に支えられて立っている姿を目にすることがありますが、その理由は、「宇宙の無重力環境では、自重を支える必要がなくなるため、宇宙飛行士や宇宙マウスの実験で、骨や筋肉が急速に萎縮することが報告されている」という事です。そのことに関して、東北大学大学院生命科学研究科・スペースクロステック研究センター とJAXA 宇宙環境利用推進センターの共同研究グループは、「その要因の一つとして宇宙では浮遊することで接触を介した触覚刺激が低下する可能性があることを報告してきた」といいます。そこで、今回、当研究グループは、「モデル生物線虫C. エレガンスを、宇宙無重力下で育て、小さなプラスチックビーズを加え、触覚刺激の効果を調べた」そうです。そして、「ビーズを入れないで育成した線虫では、これまでと同様に、運動性の低下やからだの発育の抑制が観察され、さらに新たに成長期の個体において神経シナプス伝達の低下、加齢した個体では、老化に伴うダメージの増加が確認された」と述べています。加えて、「遺伝子発現解析から、宇宙無重力下では、接触などの刺激を感受・応答する複数のメカノ受容体遺伝子の発現が低下し、触覚刺激などの入力そのものが減少している可能性が強く示唆された」という事です。本研究グループは、「今後、人類がより長期間にわたり宇宙滞在や深宇宙探査を行うにあたり、従来指摘されてき た自重の消失や体液シフトに加えて、触覚刺激の低下が新たな健康リスク要因 となる可能性が示唆されました。 これまでも、長期宇宙滞在に向けて無重力下でも使用できるさまざまな運動器具が開発され、宇宙飛行士には毎日 2 時間程度の運動が推奨されていますが、 今後は手足や背中などを穏やかに刺激するマッサージチェアなどの開発も、健康リスクの軽減に有効となるかもしれません。 ヒトを含む宇宙環境でのこうした介入の科学的検証や、地上における加齢に 伴うフレイルなどへの対策としての触覚刺激介入の効果検証が期待されます」と結んでいます。

無重力下の触覚刺激の減少が神経・筋の機能の低下や老... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

 

 

 

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