港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.08

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食べ過ぎを防ぐ脳の仕組みとは?

 「肥満は糖尿病や心血管疾患など様々な生活習慣病の原因となる世界的な健康課題です。私たちは油脂を多く含む食品を「おいしい」と感じやすく、一度食べ始めると食欲のブレーキが効きにくくなることがあります。しかし、脳が脂質をどのように感知し、食欲や体重を調節しているのか、その仕組みはほとんど分かっていなかった」といいます。そこで、大阪公立大学大学院生活科学研究科らの研究グループは、マウスに油脂を自由に摂取させた結果、「雄では視床下部およびMC4R(メラノコルチン4受容体)ニューロンが集まるPVH(視床下部室傍核)でOPA1(Optic atrophy 1)というタンパク質が増える一方、雌では変化が見られないことを明らかにした、と発表しました。すなわち、「MC4Rニューロンの食欲調節機能にOPA1が関与し、さらにOPA1によるこの機能調節に性差があることが示唆された」と述べています。専門用語が多く分かりにくい内容ですが、研究者の一人は次のように説明しています。そのまま引用させていただくと、「私たちは『何を食べると脳はどう変わるのか』を長年研究しています。今回、脳のミトコンドリアが脂質に応答して食欲を調節するという、新しい役割を見いだしました。食べ物は単なるエネルギー源ではなく、脳の働きを変え、その結果として食行動を左右している可能性があります。『食べ物が脳を変え、脳が食べ方を変える』という新しい視点から、肥満の予防や治療につながると考えています」と述べています。加えて、「油脂と標準飼料を自由に選択できる条件下では、特に油脂の摂取量が増大し、それに伴う体重増加がより顕著となることが明らかになりました。これらの影響は雌においてより強く現れることも特徴的でした」とも述べています。本研究グループは、「脳内ミトコンドリアが食欲や油脂欲求を制御する新しい分子メカニズムを示したものです」と述べ、「これまで肥満研究ではホルモンや神経伝達物質に注目した研究が中心でしたが、本研究は『神経細胞内のエネルギー代謝』という新たな視点から肥満の発症機構を理解する手掛かりを提供します」と結んでいます。

食べ過ぎを防ぐ脳の仕組みを解明~ミトコンドリアの働きを保つタンパク質が脂質摂取時の食欲と体重を制御~|大阪公立大学

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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