2026.07.08
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ノンアル飲料で飲酒量を減らす試み
過剰にアルコールを摂取すると、様々な病気を引き起こし、社会的には飲酒運転による交通事故やメンタルヘルスの悪化などの深刻な問題にもつながる可能性が指摘されていますが、その対策の一つとして注目されているのがノンアルコール飲料(以下、ノンアル飲料)の利⽤があると言われています。そこで、筑波⼤学医学医療系/健幸ライフスタイル開発研究センターの研究グループは、「ノンアル飲料の提供は飲酒量を減らし、 主観的な健康関連指標も改善する」と発表しました。具体的には、「アルコール依存症の患者、妊娠中や授乳中の⼈、過去に肝臓の病気と⾔われた⼈を除いた20歳以上で、週に4回以上飲酒し、その⽇の飲酒量が男性で純アルコール40g以上、⼥性で同20g 以上、ノンアル飲料の使⽤が⽉ 1 回以下の労働者を対象として、適格性を確認した 367 ⼈のうち 278 ⼈を、ノンアル飲料を提供する介⼊群と提供しない対照群に無作為に分けて試験を行った」といいます。その結果、介⼊群では飲酒量が有意に減少し、介⼊開始前からの飲酒量の変化量は、4週後、8週後、 12週後、20週後において対照群よりも低くなったと述べています。加えて、慢性疲労感、メンタルヘルス、ウェルビーイング関連指標では、対照群にみられた悪化が介⼊群では抑えられていたそうです。ノンアル飲料の提供は、⽐較的簡便に導⼊できる施策であり、職場における減酒⽀援や健康増進の新たな選択肢として期待されます、とも述べています。本研究グループは、「今後は、ノンアル飲料の摂取量や飲酒場⾯をより詳細に把握しながら、より⻑期的な介⼊効果や費⽤対効果を検証する必要があります。また、業種や勤務形態の異なる多様な職域で研究を進めることで、 ノンアル飲料を活⽤した減酒⽀援が、労働者の⼼⾝の健康維持や将来的な労働⽣産性向上にどのように 貢献し得るのかを明らかにしていくことが期待されます」と結んでいます。
ノンアル飲料の提供は飲酒量を減らし、 主観的な健康関連指標も改善する | 医療・健康 - TSUKUBA JOURNAL
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

