2026.06.24
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地域の環境と高齢者の転倒リスクの関係
高齢者にとって「転倒」は、日々の生活の中で常に十分な注意が必要な問題です。ひとたび転倒すれば入院を余儀なくされ、場合によっては寝たきりになることもあります。しかし、「地域の環境が転倒の原因になるのか、転倒したことで外出頻度が減り環境への評価が変わるのかという時間的順序を考慮した追跡研究による検討も不十分であった」といいます。そこで、千葉大学大学院医学薬学府及び同大予防医学センターの研究チームは、「国内23市町の27,346人の高齢者を2013年から約3年間追跡した結果、『運動や散歩に適した公園や歩道』が多い地域に住む高齢者は少ない地域に住む者と比べて転倒しにくいこと、また、『坂や段差など歩行が困難な場所』が中程度にある地域に住む高齢者は、少ない地域に住む者に比べて転倒しにくいことも明らかとなった」と発表しました。具体的には、「運動や散歩に適した公園や歩道」が多い地域に住む高齢者は、そうした環境が少ない地域と比べて転倒の相対リスクが11%低かったこと、「坂や段差など歩くのが大変な場所」が中程度ある地域に住む高齢者は、そうした環境が少ない地域と比べて転倒の相対リスクが6%低かったこと、そして歩行に適した環境が身体活動を促進し、日常的に中程度の起伏を昇降することが筋力増強と維持につながった可能性がある、と述べています。本研究チームは、「今後は、公園や歩道の整備といったまちづくりの取り組みが実際の転倒予防に効果をもたらすかどうかの検証、および転倒場所(屋内と屋外)の特定による分析を進める予定です。高齢化が進む日本において、誰もが安心して歩ける街づくりという環境への介入を通じた転倒予防の実現を目指します」と結んでいます。
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/post_690.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

