2026.06.17
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心臓機能を調節する交感神経を、PET画像で「見える化」
心臓は、自律神経の一つである交感神経によって細かく調節されています。交感神経の働きの乱れと、心不全や不整脈などの心血管疾患、パーキンソン病が密接に関係することが知られています。 しかし、体の中の交感神経の状態を安全かつ正確に調べる方法は限られていたそうです。そこで、岡山大学学術研究院先鋭研究領域(未来医療創発研究所)を中心とする日独国際共同研究グループは、「心臓や血管の動きをコントロールする『交感神経』や神経由来の『がん細胞』を画像として鮮明に映し出すための新しい検査薬(PETトレーサー)を開発した」と発表しました。具体的には、情報伝達に関わるたんぱく質であるノルエピネフリントランスポーターを目印にする新しいPET検査薬だそうです。健康な参加者に投与して PET/CTで体内での分布を調べ、安全性と被ばく線量を確認したと述べています。その結果、臨床で使用できる可能性を示す基礎データが得られたといいます。本国際共同研究グループは、「これまで見つけるのが難しかった心疾患やパーキンソン病、あるいは特殊な神経系腫瘍などを、より早い段階で正確に診断できる道が開かれた」と述べ、「この検査薬により、同様に見えにくかった交感神経の状態を画像で鮮明に確認できる可能性が あります。将来的には、心臓病の重症度評価、治療効果の確認、神経疾患や一部の腫瘍の診断などに役立つことが期待されます」と結んでいます。
世界初、心不全やパーキンソン病の早期診断へ新たな画像検査技術を開発― 岡山大学参画の国際共同研究成果が国際学術誌に掲載 ― - 国立大学法人 岡山大学
SM

