2026.06.17
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透析患者における血液型と死亡リスクの関連
「透析患者における血液型と死亡リスクの関連を明らかにした」と発表したのは、大阪公立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学らの研究グループです。これまで一般の人々では、O型の人は他の血液型と比べて心血管疾患の発症や死亡が少ないことが報告されていたそうです。しかし、心血管疾患が主な死亡原因である透析患者を対象とした、血液型と死亡のリスクの関連は十分に検討されていなかったといいます。本研究グループは、「大阪府内17施設の透析患者1,671人を対象に、ABO式血液型と死亡リスクとの関連を調査しました。その結果、透析患者ではA型の患者で、あらゆる原因による死亡(総死亡)および心血管疾患による死亡(心血管死亡)のリスクが低いことが明らかになった」と述べています。本研究グループは、「血液型という誰にでも分かる身近な情報が、透析患者の予後と関連する可能性を示した研究です。特に、一般の人々と透析患者で異なる結果が得られたことは、透析患者特有の心血管疾患の仕組みを理解する上で重要な発見と考えられます。現時点では、血液型によって治療方針や予防法を変更する段階ではありません。しかし、なぜ透析患者ではA型の患者で心血管死亡リスクが低かったのかを解明することで、透析患者に特有の心血管疾患の仕組みの理解や、新たな予防・治療法の開発につながる可能性があります」と結んでいます。
透析患者における血液型と死亡リスクの関連を明らかに~血液型が透析患者の予後と関連する可能性を提示~|大阪公立大学
SM

