2026.06.17
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難病AAアミロイドーシスの治療に新たな可能性
千葉大学大学院理学研究院の研究グループは、「血液中に存在するタンパク質GPLD1が、指定難病の一つAAアミロイドーシスの原因となる異常タンパク質『血清アミロイドA1(SAA1)』を直接捕らえて細胞の中のリソソームまで運び、血清アミロイドA1を分解へ導くスカベンジャーキャリア(ゴミ掃除輸送体)であることを明らかにした」と発表しました。当発表によると、私たちの体内で炎症が起きると、血液中には血清アミロイドA1(SAA1)というタンパク質が急激に増加するそうです。本来は生体防御に関わるタンパク質ですが、慢性的な炎症時に過剰蓄積してしまうと「異常タンパク質」へと変貌し、全身の臓器にこびりついて重篤な不全を引き起こす「AAアミロイドーシス」という難病の原因物質となるといいます。実は、これまで、こうした「細胞の外側に溜まったタンパク質のゴミ」を、体がどのように認識して片付けているのかという根本的な仕組みはよく分かっていなかったとか。従って、この「掃除のメカニズム」を明らかにすることは、長年治療が困難とされてきたAAアミロイドーシス克服への不可欠なステップであったと述べています。そこで、本研究では、「血液中で増えた血清アミロイドA1を分解へ導く『掃除屋』となる因子を特定するため、血清アミロイドA1と直接結合するタンパク質を探索。その結果、血液中に存在する『GPLD1』というタンパク質が特異的に結合することを発見した」ということです。本研究グループは、「本成果により、AAアミロイドーシスなどの難病の原因タンパク質である血清アミロイドA1(SAA1)を効率的に除去することが可能となり、疾患の予防や治療への応用が期待されます」と結んでいます。
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/a_aa.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

