港区立高輪いきいきプラザ

2026.05.29

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水素ガスが急性大動脈解離の重症化を抑制

大動脈の壁が裂け、短時間で破裂や臓器障害に進行しうる致死的な救急疾患である急性大動脈解離。この急性大動脈解離モデルマウスを用いた研究で、2%濃度の水素ガス吸入が病態の悪化を抑えることを明らかにした、と発表したのは東京都健康長寿医療センター研究所分子細胞代謝研究らの共同研究グループです。具体的には、「水素ガス吸入により、大動脈破裂の頻度、解離部分の拡大、死亡率が低下し、短期予後の改善が認められた」と述べています。加えて、水素ガス吸入は、血圧には影響を与えず、炎症反応を抑えることで病態を改善する可能性が示された、とも述べています。この病気は「6575歳に多いとされ、超高齢社会において重要な疾患の一つ。発症後きわめて短時間で重症化するため、現在の治療だけでは救命が難しい症例もある」といいます。本研究では、急性大動脈解離を高率に発症するマウスモデルを用いて、2%水素ガス吸入の効果を検証。その結果、水素ガス吸入群では、非吸入群に比べて24時間後の生存率が改善したそうです(非吸入群57.1%、水素ガス吸入群90.9%)。本共同研究グループは、「水素ガス吸入が急性大動脈解離の進行や重症化を抑える可能性を示した点に大きな意義があります。特に、血圧を下げることなく、大動脈破裂、解離部分の拡大、炎症反応を抑えたことから、現在の標準治療を補完する新たな補助療法となる可能性があります」と述べ、「同センター 心臓血管外科では、急性大動脈解離患者を対象とした水素ガス吸入の臨床試験が進められており、ヒトにおける安全性の検証が進行中です。今後、有効性についても検証が進むことが期待されます」と結んでいます。

http://tmghig.jp/research/release/2026/0527.html

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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