2026.05.27
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インターネット依存とギャンブルは同じ脳のメカニズムから?
中部大学現代教育学部と生命健康科学部は、「共同で実施した大学生5,000 人超の大規模調査から見えた実態として、インターネット依存とギャンブル問題はつながっていることを明らかにした」と発表しました。本研究によると、「ネット依存」と「ギャンブル問題」は別々の問題ではなく、脳内の報酬系(ドーパミンシステム)に共通の基盤を持つ「行動嗜癖」として捉えたといいます。「スマホを手放せない、ゲームやSNSが止まらない、という状態と、パチンコやオンラインカジノが止まらないという状態は、脳の仕組みの上では本質的に似たメカニズムが働いている可能性がある」とも述べています。また、ネット依存には「生活習慣の乱れ」が深く関係しているとも指摘します。インターネット依存のリスクが高い学生ほど、「睡眠の質に不満を感じている」「運動習慣がほとんどない」「栄養バランスを意識していない」という傾向がみられるようです。「こうした生活習慣の乱れが、脳の自制心を担う前頭前皮質の機能を低下させ、依存行動を引き起こしやすくする可能性が考えられる」とも。一方、ギャンブル依存症に関しては、単なる「意志の弱さ」や「習慣の問題」ではなく、世界保健機関(WHO)や米国精神医学会(APA)が定める国際的な診断基準において、正式な「疾患」として位置づけられていると断じています。今回の研究結果から、「ネットにはまっている」「ギャンブルが気になる」というサインを見逃さないことが早期支援につながるのではと述べ、今後は縦断調査や複数大学での研究を通じて、因果関係の解明や予防・介入モデルの構築を進めていく、と結んでいます。
インターネット依存とギャンブル問題はつながっていることが判明ー大学生5,000人超の大規模調査から見えた実態ー(伊藤守弘教授、山本彩未准教授ら) | お知らせ | 中部大学
SM

