港区立高輪いきいきプラザ

2026.05.20

  • ニュース

脳は報酬の「強さ(大きさ)」を見分けてる?

「脳の報酬シグナルであるドーパミン神経が糖報酬の微妙な強弱を認識するメカニズムについて、ショウジョウバエを用いて解明した」と発表したのは、東北大学大学院生命科学研究科の研究グループです。「2種類のドーパミン受容体が、弱めの報酬にはドーパミン放出を高め、強めの報酬に対しては過剰反応を抑えることを発見した」と述べています。人間においても報酬に敏感な人がいるように、動物も報酬があるかないかだけでなく、その強さの違いも見分けながら行動を選んでいるといいます。ただ、脳が報酬の強弱をどのように計算し、比較しているのかは、これまで十分に分かっていなかったため、本研究グループは、「2種の受容体はドーパミン神経自身に作用するオートレセプター(神経細胞が自ら放出した神経伝達物質を、自分自身で受け取って活動を調節する受容体)として働き、報酬信号を出力段階で調節することを実証した」と述べ、「砂糖とアルコールの双方で同じ仕組みが働くことを示し、動物の価値判断や意思決定を支える基本原理である可能性を示した」といいます。本研究は、「脳が報酬強度を読み分ける際に、同じ細胞の中でアクセルとブレーキに相当する調節を使い分けていることを示す成果です。動物が期待される価値を比較し、より適切な選択を行う仕組みの理解につながることが期待されます」と結んでいます。

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/05/press20260514-03-dopamine.html

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む