2024.10.25
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足を高く上げると転倒しやすい?
高齢になると、思わぬところで転倒することが増えると言われています。例えば、段差によるつまずき。なぜなら、バランスを失ったときに、高齢者はそれに対応できる筋力や反応力が不足しているからなのだそうです。時事メディカルの、東京都立大学大学院人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域の樋口貴広教授の記事に教えらました。実際、同教授の研究グループは、「健康な若者21人と65歳以上の26人を対象に、高さ8センチの段差を繰り返しまたいでもらって実験した」そうです。その結果、足を高く上げる傾向がある人は、段差をまたぐ際の柔軟性が低いことが示された、とのことです。つまり、いつでも足を高く上げることを繰り返すことは「状況に応じて動作を柔軟に調節する能力の低下につながり、転倒しやすくなる可能性があることが分かった」と述べています。ではどのように対応すればよいのでしょうか。樋口教授は、「筋力の維持だけでなく、体の動きの調整力を維持することが重要である」と述べています。つまり、バランス力を高める運動の導入です。例えば、ウオーキングする場合、舗装された道路だけでなく、土や芝生の上などを歩いてみることを推奨しています。また、自宅でバランスボードを使ってみるのも良いかもしれません(もちろん、転倒しないように、何かにつかまって)。
土や芝生でウオーキングを~転倒で最多、段差つまずき(東京都立大学大学院 樋口貴広教授)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
画像は時事メディカルの記事から引用させていただきました。 高輪いきいきプラザ 牧野