港区立高輪いきいきプラザ

2026.09.25

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ゲノムの「壊れやすい場所」を一網打尽に?

私たちの細胞は、分裂する前にゲノムDNAを正確に複製する必要があるそうです。ゆえに、ゲノム、すなわち細胞が持つDNAの全体を正確に維持することは、正常な発生や組織の維持、疾患の予防に不可欠であるといいます。それは、がんをはじめとする疾患に関わるゲノム不安定性の解明にもつながるということです。そこで、理化学研究所生命機能科学研究センター発生エピジェネティクス研究チームおよび神戸大学大学院医学系研究科の研究チームは共同で、「研究室で独自に開発した1細胞ゲノム解析技術を用いて、哺乳類のゲノムの『壊れやすい領域』を網羅的に解析した」と発表しました。その結果、「染色体切断が生じやすい部位には、これまで知られていなかった、特徴の異なる複数のクラスが存在することを発見した」と述べています。また、「各クラスの染色体切断はそれぞれ異なる機構によって生じ、切断の生じやすさは切断部位周囲のゲノム領域がもともと持つ特徴と関連していることも明らかにした」とも述べています。本研究の成果は、染色体の脆弱性(ぜいじゃくせい)についての理解を大きく広げるものであるということです。すなわち、「細胞集団を対象とした従来法では不可能であった1細胞レベルの解析を行うことで、複製ストレスによって生じる染色体切断部位を網羅的に同定し、これまで見過ごされていた複数の新たな染色体脆弱部位クラスを見いだすとともに、それらの特徴の一端を明らかにした」という訳です。本研究グループは、「今後は、それぞれの切断機構をさらに解明するとともに、染色体脆弱性が正常な発生過程や、がんをはじめとする疾患におけるゲノム不安定性にどのように関与するのかを明らかにしていく必要があります」と述べ、「DNA 複製タイミングには異なる切断部位クラスを区別するための有用な情報が含まれていたことから、今後さらに多様なゲノム・エピゲノム情報を取り入れることで、計算モデルによる分類精度の向上が期待されます」と結んでいます。

https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/20260918-68287/

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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