港区立高輪いきいきプラザ

2026.08.26

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悪性腫瘍メラノーマの進展を抑える新たな発見

色素をつくる色素細胞(メラノサイト)に由来する悪性腫瘍のメラノーマ。皮膚がんの中では発生頻度が比較的低いものの、進行すると転移しやすく、生命予後に大きな影響を及ぼすと言われています。近年、免疫療法などの進歩により治療成績は向上していますが、進行例では治療抵抗性や再発が課題となっているそうです。そこで、順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センターの研究グループは、「このメラノーマと周囲の表皮細胞との間に、抗菌ペプチドLL-37を介した新たな相互作用があることを明らかにした」と発表しました。この抗菌ペプチドLL-37は、37個のアミノ酸からなり、抗菌作用に加えて、炎症制御、組織修復、免疫調節など多彩な生理機能を担っているそうです。本研究では、「原発性メラノーマ患者から採取した組織では腫瘍に近い表皮ほどLL-37の発現が低下し、メラノーマ由来細胞外小胞「エクソソーム」がLL-37産生を抑えることが分かった」と述べ、一方、ケラチノサイト(表皮角化細胞)由来LL-37は、メラノーマの増殖、遊走、浸潤を抑え、抗腫瘍型免疫環境の形成にも関与していることが分かったそうです。本研究グループは、「本成果は表皮のLL-37を維持・回復することが、メラノーマに対する新たな治療概念につながる可能性を明らかにした」と述べ、「今後は、メラノーマ患者由来試料を用いたさらなる検証を進めるとともに、LL-37の発現や機能を維持・増強する新たなアプローチの開発を通じて、メラノーマに対する新たな予防法や治療法の実現につながることが期待されます」と結んでいます。

https://www.juntendo.ac.jp/news/28168.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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