港区立高輪いきいきプラザ

2026.08.19

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「がん細胞だけを狙う」のではなく、「がんを助ける周囲の環境を変える」治療法とは?

従来の「がん細胞を攻撃する治療」に加えて、「がんを育てる環境を変える」という新しい治療法の開発に取り組むのは、和歌山県立医科大学の研究グループです。当プレスリリースによると、これまで、がんの研究では「がん細胞そのもの」を攻撃する治療が中心でしたが、最近では、がん細胞の周りに存在する正常な細胞が、がんの成長を助けていることが分かってきたといいます。そこで、本研究では、その中でも本来は体を守るはずの免疫細胞である「マクロファージ」に注目。「マクロファージは細菌などを排除する大切な細胞ですが、がんの近くでは性質が変わり、逆にがんの増殖や広がりを助けてしまうことがある」と述べています。本研究では、「マクロファージをがんの周囲へ呼び寄せる仕組みの一つである『CX3CL1CX3CR1』という目印に着目し、卵巣がんの患者の組織やマウスを用いて調べたところ、この仕組みによって集まったマクロファージが、がん細胞が広がりやすい環境を作っていることが分かった、と述べています。ここで取り上げられた卵巣がんですが、「女性に発生するがんの中でも治療が難しい病気の一つ」だとか。実は、初期には自覚症状が少なく、発見された時にはすでにお腹の中に広がっていることが多いためだということです。加えて、手術や抗がん剤治療を行っても再発する場合があり、これまでとは異なる新しい治療法が求められているのです。本研究グループは、「このCX3CR1の働きを抑えたマウスでは、お腹の中へのがんの広がりや腹水の増加が少なくなり、生存期間が延びることを発見した」と述べ、今回の知見で、「卵巣がんでは『がん細胞だけを狙う』のではなく、『がんを助ける周囲の環境を変える』という新しい治療の可能性が示されました。将来的には、この仕組みを利用することで、再発や進行した卵巣がんに対する新しい治療法の開発につながることが期待されます」と結んでいます。

がん細胞だけを狙わない 新しい卵巣がん治療への挑戦|和歌山県立医科大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

 

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