目黒区中央包括支援センター

2024.12.16

  • 活動報告

【目黒中央包括】目黒社会福祉士会勉強会に参加しました

12月13日目黒区男女平等・共同参画センター会議室で行われた、第2回目黒社会福祉士勉強会に参加しました。この日の講師は田園調布学園大学人間福祉学部教授の長友祐三先生でした。

「生活困窮者への支援の現状と制度の狭間にある人々への支援について考える」~生活保護制度と生活困窮者自立支援制度の現場から見える支援の実情を通じて〜と題し、生活保護の根拠である憲法第25条生存権について生存権理念に基づく制度運用はなされているかを歴史を通しながら考えたり、生活保護の3つの機能である最低生活の保障・自立の助長・自立の支援について学びました。実際に貧困状態にあっても生活保護を受けている人は2割程度とされています。貧困状態にある人は600万人以上いるとされている状況の中で今求められているのは、アウトリーチであり、CSWであることを学びました。

生活保護における自立支援概念の設定と自立支援プログラムでは、これまで就労による経済的自立を目指すことが中心であったのが、それぞれの被保護者の能力やその抱える問題等に応じ身体や精神の健康を回復・維持し、自分で自分の健康・生活管理を行うなど日常生活において自立した生活を送るための支援や社会的なつながりを回復・維持するなど社会生活における自立の支援も含むものであると定義され要保護者の自立を目指すためには、福祉事務所が重層的かつ多様な対人サービス給付のメニューを整備し段階的に支援していくことが必要なため、自立支援プログラムが導入されました。

今後は社会福祉士として生活保護のソーシャルワーカーとの連携を今まで以上にはかっていけたらと思います。

社会福祉士 N・Y

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