2025.09.06
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【代沢包括】家庭内介護で気をつけたい「事故防止」のポイント
こんにちは!代沢あんしんすこやかセンターです。
在宅での介護は、住み慣れた環境で安心して過ごせる一方で、思わぬ「家庭内事故」が起こることがあります。
特に高齢者は、体の変化や病気の影響から、ちょっとした環境の違いでも大きなケガにつながることがあります。今回は、家庭内介護で気をつけたい事故防止のポイントをご紹介します。
1. 転倒・転落を防ぐ工夫
家庭内事故で最も多いのは「転倒・転落」です。
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段差の解消:敷居や段差にはスロープや踏み台を設置。
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床の整理整頓:コードや物を置かない、滑りやすいマットは避ける。
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手すりの設置:トイレ、廊下、階段、ベッドのそばなどに。
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照明の工夫:夜間用の足元灯を設置すると安心です。
2. 火災・やけどの防止
高齢になると判断力や動作がゆっくりになり、火災ややけどの危険も高まります。
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ガスよりIH調理器に変更
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電気ポットはコードレスに
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ストーブは転倒防止機能付きに
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火のそばに衣服や布を置かない
3. 誤飲・誤薬の防止
薬や食品を間違える事故も少なくありません。
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薬は小分けケースで管理
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名前や時間をラベルで明記
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食品と薬を別々に保管
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介助者が服薬を確認
4. 入浴時の事故防止
浴室は滑りやすく、温度差で体に負担がかかりやすい場所です。
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浴室用すべり止めマットの使用
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手すりや入浴用椅子を設置
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お湯の温度は40度以下に
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冬は脱衣所を暖めて温度差を減らす
5. 窒息や誤嚥への注意
食事中の窒息事故は命に関わるため、特に注意が必要です。
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よく噛めるやわらかさに調理
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一口量を小さくする
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食事中は姿勢をまっすぐに
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食後は30分ほど座位を保つ
まとめ
家庭内介護では、「転ばない・火事を起こさない・誤薬しない・安全に食べる・安心して入浴する」ことが事故防止の基本です。少しの工夫で、ご本人も介護する方も安心して生活できます。
「ちょっと心配だな」と思ったときは、あんしんすこやかセンターやケアマネジャーに相談してみるのもおすすめです。安全な環境づくりを一緒に考えていきましょう。
記事作成:Y.T
代沢あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)
住所:世田谷区代沢5-1-15
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(午前8時30分~午後5時)