港区立高輪いきいきプラザ

2026.05.27

  • ニュース

妊娠時の鉄分補給

広島大学大学院医系科学研究科らの研究グループは、「妊娠期鉄欠乏モデルマウスを用いた実験により、鉄の摂取タイミングによる効果の違いを発見した」と発表しました。実は、妊娠時貧血の主な原因は鉄欠乏性貧血だそうです。日本人の食事摂取基準(2025年版、厚生労働省)によると、20-30代の女性の鉄摂取推奨量は110-10.5mg、妊娠中期・後期では114.5mgとされているとか。当プレスリリースによると、妊娠期の鉄欠乏性貧血は、母体のみならず胎児の発育にも重大な影響を及ぼす重要な健康課題であると言います。そこで、本研究では、「概日時計に基づく時間栄養学の観点から、鉄摂取のタイミングが妊娠期の鉄代謝および胎児発育に与える影響を明らかにすることを目的にした」そうです。その結果、「活動期始め()の鉄摂取は、母体の体重増加の改善に加え、胎児死亡率の低下、胎児体重の増加、胎盤における鉄貯蔵量の増加をもたらした」と述べています。加えて、胎盤における鉄輸送関連遺伝子の発現も有意に上昇したと言います。さらに、鉄欠乏条件下では胎盤および胎児の鉄代謝に日内リズムが出現し、そのピークが活動期始めに一致することが明らかとなったとも述べています。本研究グループは、「今後の研究では、高用量の鉄摂取において、消化管での炎症等にも着目しながら、効果的な処方タイミングを検討していく必要があります。また、今回は妊娠かつ胎盤に着目した研究でしたが、非妊娠時における貧血への対応についても時間栄養学的な研究を今後行う必要があります」と結んでいます。

【研究成果】妊娠期の鉄の摂取は、夕方よりも朝が効果的 | 広島大学

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む