2026.05.20
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生花アレンジメントと高齢者のQOL
「生花を使用したフラワーアレンジメントが高齢者のリラクゼーションやストレス緩和に寄与する可能性がある」と発表したのは、大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科らの研究グループです。「高齢女性29名を対象に、生花と高品質な造花を使用したフラワーアレンジメント課題を実施し、実施中の脳波と心拍変動を測定・解析した結果、生花を使用した場合は、副交感神経活動が有意に上昇することが明らかになった」と述べています。当プレスリリースによると、植物や園芸活動を取り入れた「園芸療法」は、うつ症状の軽減や生活の質の向上などに効果があることが近年の研究から報告されています。ただ、「生花を使った活動と、造花を使った活動とでは、実際に脳や自律神経にどのような違いが生じるのか、特に高齢者を対象とした研究はほとんどなかった」と述べています。そこで、本研究では、大阪在住の70歳以上の高齢女性29名を対象に、「生花」と「高品質な造花」の2種類のフラワーアレンジメント課題をランダムな順番で実施し、実施中の脳波と心拍変動を連続的に記録したところ、生花アレンジメントが、高齢者の脳活動と自律神経活動に対して、造花とは異なる特徴的な影響を与えることを神経生理学的に示したといいます。すなわち、生花という「多感覚な本物の植物」を用いた活動が、副交感神経を高め、前頭部のゆっくりとした脳活動を引き出すことで、高齢者のリラクゼーションやストレス緩和に役立つ可能性が示されたと述べています。今後は、「主観的な気分評価や覚醒度の自己評価、注意機能の課題成績などを組み合わせることで、どのような心理状態が生まれているのかをより具体的に明らかにしていく予定です」と結んでいます。
園芸療法が脳活動と自律神経活動に及ぼす影響を解明~生花アレンジメントが高齢者のストレス緩和に役立つ可能性~|大阪公立大学
SM

