港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.29

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T1膀胱がんの完全切除後の無治療観察について

膀胱がん(T1膀胱がん)では、がん細胞の残存が認められない場合は、再発予防の目的でBCG膀胱内注入療法を行うのが標準的治療とみなされてきましたが、BCG膀胱内注入療法は、多くの患者さんで頻尿や排尿痛、血尿など、日常生活に支障のある副作用が生じ、また治療時の苦痛や負担も大きいことから、より低侵襲な治療が求められてきたと言います。そこで、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院では、「2度目の内視鏡手術でがん細胞の残存が認められない患者さんを対象に、BCG膀胱内注入療法に対する、無治療経過観察(追加治療を行わず慎重に経過観察を行う)の非劣性を確認するランダム化比較試験を行った」と発表しました。そして、本試験の結果、無治療経過観察の患者の無再発生存期間は、BCG膀胱内注入療法を受けた患者さんに劣らず、副作用も少ない傾向が確認され、無治療経過観察が標準治療の一つとなることが示された、と述べています。そして、「今後は、これまで以上に膀胱がん患者さんのさまざまな希望や状況に応じた医療を提供できるようになり、QOL(生活の質)の向上にも繋がると考えられます」と結んでいます。

完全切除後のT1膀胱がんに対して無治療経過観察が標準治療の一つとなることを証明|国立がん研究センター

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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