2026.04.29
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「チック」の解明
首振りや肩すくめ、また瞬きなどの素早い動きを繰り返す「運動チック」や奇声などを発する「音声チック」を呈する「チック障害」。小児期に発症することが多く、大半は成長と共に軽快・消失しますが、一部は成人後も症状が持続するそうです。さて、その「チック障害」ですが、神戸大学大学院医学系研究科らの研究グループは、「チック障害モデルマウスを使用して、心と身体をつなぐ神経回路の機能異常が、チック障害の発症に関与することを明らかにした」と発表しました。本研究では、「視床髄板内核」と呼ばれる脳の領域が、運動に関わる脳領域と、情動や感覚の処理に関わる「島皮質」を結び付ける神経回路を形成していることを明らかにした、とも述べています。加えて、チック様症状を示すモデルマウスを用いた実験において、「この島皮質や視床髄板内核から島皮質に至る神経回路を化学遺伝学的手法により抑えると、チック様運動およびそれに伴う異常な脳活動が改善されること」を示したということです。本研究グループは、「これらの結果は、チックがどのようにして脳内で生じるのかという仕組みの理解を深めるとともに、将来的には新たな治療法や治療標的の開発に展開されることが期待されます」と結んでいます。
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/20260423-67758/
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

