2026.04.01
- ニュース
CTで「胃カメラ」を再現?
内視鏡(胃カメラ)を使わずに、胃の内部を鮮明かつ立体的に可視化する「バーチャル内視鏡検査法」を開発した、と発表したのは名古屋市立大学医学部附属みどり市民病院放射線技術科及び金沢大学医薬保健研究域保健学系の共同研究グループです。この検査法は、「2管球CT装置で得たCT画像に独自開発の画像処理を組み合わせ、まるで胃の中で目視しているかのような没入的画像観察手法である」と述べています。加えて、「従来のバリウム検査に伴う誤嚥や便秘のリスクを排除し、内視鏡専門医不足という社会的課題を解決する、体への負担が少ない新しい検診スタイルの提案である」とも述べています。具体的には、被ばく線量を大幅に低減し、プレフィルタ技術(胃と空気のようなコントラストが高い組織に対して、不要な低いエネルギーのX線をカットすることで被ばく低減が可能な技術)により、従来の胃X線検査(バリウム)よりも低い放射線量での検査ができるということです。 加えて、死角のない3D画像を実現した独自開発の写実的レンダリング技術により、実物に近い質感の 3D画像で胃壁をくまなく診断できるそうです。また、一回の検査で胃の表面だけでなく、肝臓・膵臓など上腹部の臓器も同時に検査可能だといいます。本共同研究グループは、「本技術が確立されることで、対策型胃がん検診の選択肢が広がり、受診率の向上が期待される」と述べ、「特に、内視鏡専門医が不足している地域においても、CT撮影と遠隔診断の組み合わせにより、質の高い検診を提供することが可能になる」と結んでいます。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/03/20260331.pdf
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

