港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.01

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1日の活動タイミングを決める脳の仕組みを解明

1 日の活動タイミングを決める脳の仕組みを解明した」と発表したのは、金沢大学医薬保健学総合研究科らの研究グループです。具体的には、「体内時計中枢である視交叉上核において、GABA 神経ネットワークが 1 日の活動タイミングを制御する仕組みを明らかにした」と述べています。当プレスリリースによると、「ヒトを含む哺乳類では、睡眠や行動、体温、ホルモン分泌などが約 24 時間周期で 変動する概日(サーカディアン)リズムに従って調節されている」といいます。そして、このリズムは、 脳の視床下部にある視交叉上核によって生み出され、約 24 時間の周期を刻むとともに、1 日の中で「いつ活動し、いつ休息するか」といった行動や睡眠のタイミングを決める役割も担っているとか。ただ、そのタイミングを視交叉上核内のどのような神経回路によって支えられているかについては、これまで十分には解明されていなかったそうです。そこで、本研究では、脳内で広く使われている神経伝達物質の一つであるGABAを介した情報伝達に着目。その結果、「この神経回路の活動バランスが変化すると、約 24時間という周期そのものには影響を与えずに、動物の行動リズムのタイミングや、活動期と休息期の時間配分が変化することを明らかにした」と述べています。つまり、体内時計が「どれくらいの周期で動くか」だけでなく、「1日の中でいつ行動するか」という日常生活の時間構造の調整にも関与していることを、神経回路レベルで示す重要な知見であるということです。ヒトの睡眠や覚醒のリズムは、意志だけで自由に変えられるものではなく、脳の体内時計回路によって精密に調整されていますが、本研究は、「眠ろうとしてもすぐに眠れない」「生活リズムが整いにくい」といった日常的な現象の背景に、このような神経回路が関わっている可能性を示していると述べています。本研究グループは、「本研究の成果は、今後、睡眠障害など体内時計の乱れに起因するさまざまな疾患や健康障害の予防・治療につながることが期待されます」と結んでいます。

https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/03/20260330.pdf

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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