港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.01

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水を飲む感覚を担う脳内の神経細胞を発見

京都大学医学研究科及び京都府立医科大学研究員らの研究グループは、「マウスを用いた実験で、水を飲むという感覚を担う脳内の領域、および神経細胞のグループを新たに発見した」と発表しました。当プレスリリースによると、実は、「ヒトを含む多くの陸上動物にとって、水分摂取は生命維持に必須の行動です。そのため、飲み始めた液体が水であることを感じ取り、心地よさを生じさせたりするなどして 摂取量をコントロールする仕組みの存在が想定されますが、そのような感覚システムが 脳内に存在するかは不明であった」ということです。今回の研究では、マウスを用いた実験で、「水を摂取したときには活性化し、水を含まない液体を摂取したときにはほとんど活性化しない性質を持つ神経細胞を発見した」といいます。そして、この神経細胞の活動を抑制すると、飲水量が顕著に低下したそうです。一方、餌を食べる行動には影響がなく、ものを摂取する行動全般ではなく、飲水行動に必要であることがわかったといいます。加えて、口にした液体が水であるか、あるいは水を含まない液体であるかを弁別する能力が有意に低下したとか。つまり、飲水行動をコントロールするために必要な感覚情報を伝達する神経ネットワークが脳内に存在するということです。すなわち、この仕組みは、水を飲むことの心地よさに関与する可能性があり、「高齢者において自発的な飲水が減少することによる脱水症を予防する方法の開発に貢献できるかもしれない」と述べています。本研究の成果は、「末梢組織における水の感知や、脳における水の感覚情報処理を担うメカニズムの解明に貢献し、飲水行動の異常に対する治療法や予防策の開発につながることも期待される」と結んでいます。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2026-03-27-1

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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