2026.04.01
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LGBTQ+当事者のための医療環境構築の動画教材
順天堂大学大学院医学研究科医学教育学の研究グループは、青山学院大学、帝京大学と共同で、LGBTQ+当事者の方々のご協力のもと、「誰ひとり取り残さない医療環境構築のための動画教材を作成した」と発表しました。職場研修や学校教育にも活用可能です、と述べています。具体的には、LGBTQ+当事者の方たちへのインタビューをもとに、医療機関を受診する時に遭遇しやすい困難を当事者の目線で疑似体験する動画教材を作成したとのことです。加えて、「同性パートナーの存在や、性別違和を有する方の存在を想定している医療機関と、そうでない医療機関の対応の違いを描いている」とも述べています。実は、こうした研究の背景には、「LGBTQ+の人々を対象とした調査で、医療機関受診時に困難を経験した人は多く、そのために体調が悪化し、結果として病状が進み命に影響があった、自殺まで考えたという人も少なくないと報告があった」といいます。一方、「医療者側からもどのように対応してよいか分からない、傷つけてしまうのではないか不安という声をよく聞く」とのこと。そこで、誰でも視聴できる動画教材を作成したという訳です。因みに、当プレスリリースによると、この動画教材は、①性的指向・性自認に関する基礎知識(なぜ医療者は学ぶ必要があるのか)(13分)、②同性パートナーのいる女性の外来受診と入院例(18分)、③性別違和を有する人の定期健康診断とその後の外来受診の例(22分)です。②と③では、同性パートナーの存在や、性別違和を有する方の存在を想定していない医療機関と想定している医療機関の対応の違いを閲覧でき、その後に、順天堂医院の取り組みを紹介し、解説を加えているとのことです。本共同研究グループは、「医療機関を受診する際に感じる不安や困りごと、望む対応は一人ひとり異なりますので、動画はあくまで一例となりますが、医療現場での取り組みを進めるきっかけになると期待しています。また、医療系に限らず教育機関や企業研修でも活用いただけるよう普及を図ります」と結んでいます。
https://www.juntendo.ac.jp/news/26446.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

