港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.27

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認知症「BPSD」とは

以前、本欄でも認知症「BPSD(行動・心理症状)」について取り上げたことがありますが、この「BPSD」について改めて言及すると、「不安・うつ・おこりっぽさ」などの症状は、本人にとってつらい体験ですが、家族にとっても大きな悩みです。実は、この「BPSD」という概念は、1990年代に提唱されたそうです。加えて、BPSDには治療の可能性があるという理解にもつながったといいます。東京新聞の記事によると、スウェーデンの手法を基にした「日本語版BPSD」も開発され、どのようなケアを行うべきか医療チームで話し合える機会が生まれたと述べています。具体的には、認知症の人の症状を点数化して評価。ケア計画を策定し、実行。その後、効果を再評価して新たなケアを計画するというサイクルで回すこと。当記事によると、「無関心」あるいは「不安」の点数が高いと、背景には「視覚に問題あり」「姿勢を変えない」という因果関係があり、そこで目を合わせて会話する、外の景色をみてもらう、というプランを立て実行したところ、症状が緩和されたという事です。もちろん、症状が改善されない場合は、薬物療法も視野に入れ、抗精神病薬として初めてBPSD領域で「ブレクスピプラゾール」の公的医療保険の適用が認められたそうです。このように、認知症「BPSD」への対応も日々進化しているという事です。

 SM

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