港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.27

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「ペンバ効果」って何?

「ペンバ効果」という言葉を聞いた事はありますか?端的に言えば、「水とお湯を冷蔵庫に入れるとお湯の方が先に凍る」という現象の事です。1963年タンザニアの中学生が発見し、世界的に知られるようになったものの、そのメカニズムについて物理学の最先端では議論が続いている、という話です。326日付東京新聞「みんなの科学」の記事に教えられました。当記事の一部を引用させて頂き、説明すると、この現象は山の標高に例えられるそうです。「高温から冷えるのは山頂から下山することに当たり、低い温度から冷えるのは中腹から下山を始めることに当たります」と述べています。そこで問題なのは、山全体がなだらかな斜面であればどのルートでも同じなのですが、もし山腹が平面でなければその分下る時間がかかるのです。つまり、山頂(高い温度)から一気に下れば、時間がかからず冷えるというわけです。すなわち、山頂(高い温度)の方が先に凍るという結論に至るというのです。数十年間物理学者を悩ませてきた「ペンバ効果」ですが、近年、「量子コンピュータの計算で結果に最速に到着することは、先の山下りに例えると、最速の下山ルートを発見することになる」と説明しています。物理の世界もまた、素朴な疑問から新たな発見が生まれるという事、そして私たちはまだ知らないことがいっぱいあるという事です。どんなときでも知らないことは知らない事として謙虚に受け止めたいですね。

SM

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