港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.25

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話し手の顔が見えると発声の正確さが有意に向上

外国語学習は、単に音声だけでなく、話し手の口の動きや表情などの視覚情報を伴うものですが、実際、音声を中心に検討され、顔情報の効果は十分に見直されてこなかったと言います。そこで、英語学習で広く用いられる「シャドーイング(聞こえた英語をほぼ同時に繰り返す発話練習)」において、話し手の顔が見えると発話の正確さが有意に向上することを確認した、と発表したのは東北大学大学院国際文化研究科らの共同研究グループです。本研究では、「機能的磁気共鳴画像法(fMRI を用いて脳活動を同時に計測し、顔情報が発話を伴う言語処理にどのように関与するのかを検証」したところ、顔が見えない条件と比較して、顔が見える条件では、音声と視覚の統合、記憶形成、動機づけに関わる脳領域 (左後部中側頭回、左海馬、右腹側淡蒼球など)において有意に強い活動が認められたそうです。また、英語の習熟度が高い学習者ほど、話者の顔情報を単なる視覚的な手がかりとしてではなく、発話のための統合情報としてより効果的かつ効率的に活用していると述べています。本研究グループは、「話し手の顔を含む『人の存在』が言語処理に関与する可能性を示し、映像教材やオンライン学習の設計に新たな視点を提供します」と述べ、「今後、双方向的コミュニケーション環境や長期的な学習効果についても検証を進め、教育実践への応用を目指します」と結んでいます。

顔が見えると、英語の発話練習はより正確に ― 行動... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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