港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.25

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アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」の全例調査中間報告

アルツハイマー病における軽度の認知症に対する新薬「レカネマブ」が販売されて3年。この薬について全国2,600人超を調査したと発表したのは、東京都健康長寿医療センターの研究グループです。その全例調査中間報告によると、「適切な検査により9割以上が安全に治療を継続」と述べています。具体的には、懸念される副作用である「脳のむくみや微小な出血」の発生率は7.1%でしたが、その大部分は無症状であり、重い症状に至ったケースはごくわずかでした。点滴に伴う発熱などの反応は17.0%に見られましたが、多くは初めて点滴を受けた直後に起こり、数日以内に回復しています。治療開始から半年(28週)が経過した時点での治療継続率は約93%と高く、多くの患者さんが安全に治療を続けられていることが確認された、と述べています。抗アミロイドβ抗体(レカネマブ)は、脳内の「アミロイドβ」のかたまりを取り除き、アルツハイマー病の進行を抑制することが期待されています。ただ、アルツハイマー病での全く新しい働きを持つお薬であるため、承認の条件として、国内でこのお薬を使ったすべての患者さんを対象に、副作用の発現状況や長期間お薬を使った時の症状の変化を調べる「全例調査」が行われているそうです。つまり、本報告はその大規模な調査の中間報告という訳です。今後の展望と患者さんへのお知らせとして、今回の発表では、「実際の医療現場においても、事前の治験で予測された範囲内で安全に治療が行われていることが確認されました。お薬の副作用は存在しますが、適切な検査(MRIなど)によって早期に発見し、休薬などの対応をとることで、重症化を防ぐことが可能です。この調査は今後も最長3年間にわたって続けられ、患者さんの記憶力や日常生活を送る力がどのように保たれるかについても、詳しく調べていく予定です」と結んでいます。

<プレスリリース>アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」、全国2,600人超を調査 ―世界最大規模の全例調査中間報告:適切な検査により9割以上が安全に治療を継続―|研究成果|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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