港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.25

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抹茶で花粉症を抑制

広島大学原爆放射線医科学研究所(疾患モデル解析研究分野)らの共同研究グループは、「抹茶がアレルギー性鼻炎におけるくしゃみ応答を抑制する可能性を明らかにした」と発表しました。当プレスリリースによると、マウスアレルギー性鼻炎モデルに抹茶を飲ませることで、その病態に影響を与えるかを調べたそうです。その結果、「アレルギーで誘発されるくしゃみ反応が、抹茶によって抑制された」といいます。すなわち、抹茶は、IgE抗体の産生やマスト細胞、T細胞の反応、腸内細菌分布に大きな影響を与えない一方で、脳内のくしゃみ反射経路における神経活動を減弱させることが分かったそうです。実は、国民の半数の人が花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎に悩まされている中、抗アレルギー薬などを内服する対症療法やアレルゲン免疫療法といった根本的治療もありますが、当研究グループは、「お茶の活用」をアドバイスしています。お茶には健康に良いとされる多くの成分が含まれており、それを飲むことで鼻炎病態が改善されたとするヒトでの試験結果も報告されているそうです。本研究では、マウスのアレルギー性鼻炎モデルを用い、お茶の成分を最も効率的に摂取できる抹茶を投与することで、その病態に与える影響を調べたところ、「感作したマウスに抗原を投与することで誘発されるくしゃみ反応が、抹茶の投与によって抑制された」ことが判明。脳内のくしゃみ反射関連神経の活動を調べたところ、くしゃみ誘発物質であるヒスタミンの投与によって活性化されたくしゃみ反射関連神経の活動が、抹茶の投与により減弱することが分かったという訳です。本研究グループは、「この成果は、日本だけでも6,000万人くらいいると言われている、アレルギー性鼻炎の患者さんの症状改善に役立つかも知れません。今後は、ヒトが通常摂取する量で十分な効果が得られるかなど、実際に患者さんのデータ集積を行うことが重要となります」と結んでいます。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/96455

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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