港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.18

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がん免疫療法の効果を支える新しい仕組みとは?

患者自身の免疫細胞(T細胞)を体外で遺伝子改変し、がん細胞を効率よく攻撃できるようにしてから体内に戻す治療法の「CAR-T細胞療法」ですが、そのCAR-T細胞療法の効果が長く続く仕組みの一端を明らかにした、と発表したのは名古屋大学大学院医学系研究科 血液・腫瘍内科学の研究グループです。加えて、「CAR-T細胞の働きを維持するために、コレステロールをつくる代謝経路が重要な役割を果たすことを発見した」とも述べています。当プレスリリースによると、本研究では、CAR-T細胞の遺伝子発現やタンパク質の変化を網羅的に解析するとともに、細胞実験や患者データの解析を組み合わせることで、CAR-T細胞の中でコレステロールを作る働き(コレステロール生合成)が重要な役割を果たしていることを突き止めたといいます。今回の研究の成果は、「CAR-T細胞の代謝状態を調整することで、治療効果をより長く持続させる新しい治療戦略の開発につながる可能性を示すものであり、本研究により、より効果が長く続くCAR-T細胞療法の開発や、患者ごとに最適な治療を選択するための新しい指標の確立につながることが期待されます」と結んでいます。因みに「CAR-T細胞療法」は血液がんに対して個別化された治療法だとか。20262月現在5種類の製剤が存在するそうで、保険診療として使用できるということです。ただ、薬剤の使用については適応条件があるともいいます。

https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2026/03/car-tcar-t.html

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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