2026.03.13
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パンデミックを止めるために他者への強い配慮は必要ない?
「感染症流行時に人々がどのような行動を選ぶかを数理モデルとゲーム理論を用いて予測することに成功した」と発表したのは、東京大学生産技術研究所らの共同研究グループです。実は、感染者の自己隔離には他者への配慮が必要だと考えられてきましたが、本研究では感染後の流行の規模やワクチン接種までの過程を考慮し、人との行動がどのような集団結果を生むかを調べたといいます。その結果、他者への配慮がたとえ少なくても、感染時の接触を大きく減らすことが合理的な選択となりうることを示した、と述べています。つまり、一般的に感染者は隔離という選択はせず、感受性を持つ未感染者のみが自己防衛のために社会的距離を取り、その結果集団免疫が形勢されるまで感染は拡大するということを意味します。すなわち、たとえ利他的な考えが弱くても、人との接触を減らすことが重要であり、多くの人がそのように行動すれば、大規模流行を防ぐ可能性がある、と述べています。本共同研究グループは、「感染症対策における自発的行動の重要性を示すとともに、今後の公衆衛生政策の検討に新たな視点を提供する」と結んでいます。
https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/5012/
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

