2026.02.25
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万引き防止に行動経済学のナレッジ活用
2月21日付毎日新聞は「万引き防止」に行動経済学のナレッジを活用し、スーパーで実証実験を行って一定の効果があったと報じました。行動経済学は経済学と心理学を合わせた考え方で人の感情や思考の癖を理解することで、経済現象をより深く理解しようというものです。さて、本題ですが、上述の記事によると、「福島県警は新年度、県内のスーパーなどの店舗内で特定の音声を流し、万引き防止につなげる取り組みを始めたそうです。昨年に県内のスーパーで実証実験を行って一定の効果があるとされたメッセージで、ナッジと呼ばれる心理的な効果を狙った」試みを行ったといいます。具体的には、万引き防止に効果がありそうなメッセージを6種類作成し、県警と協力し、音声販売促進機器「呼び込み君」を使って流したとか。その結果、最も安定した効果があるとみられたのが「万引きはお店の経営に大きな影響を及ぼします。場合によっては、商品の値上げや品ぞろえの縮小にもつながりますので、万引きはやめましょう」というメッセージだったそうです。一方、「万引きは犯罪です」や「警備員が巡回しています」といった、万引きの存在を強調するメッセージでは、逆に万引きを誘発させる可能性があることも分かったと述べています。
SM

