2026.02.25
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がん由来の微粒子を尿で発見
「がん由来の微粒子が尿中に出ることを発見 −尿を使ったがん細胞の早期検知へ− 」と題し、がん細胞由来の細胞外小胞が尿へと分泌されることを確認したと、東京科学大学生命理工学院、東京大学大学院医学系研究科、名古屋大学未来社会創 造機構らの研究グループは、東北大学、群馬大学、北海道大学、国⽴⻑寿医療研究センターのグループと共同で発表しました。具体的には、「細胞外小胞は、すべての細胞が放出する微粒子(直径 30-200 nm 程度)であり、親細胞の情報を表面や内部に搭載していますが、尿や血液といった体液には多くの細胞外 小胞が含まれており、それらを解析することで、がんなどさまざまな疾患の診断が可能となると期待されている」と述べています。ただ、これまでの研究では「腫瘍組織から分泌された細胞外小胞そのものが実際に尿中に排出されるのか、また、排出される場合には、それがどの程度の量、どのようなメカニズムで起きるのかは不明だった」といいます。今回の研究では、「膀胱から遠く離れた腫瘍組織から分泌された細胞外小胞が実際に尿へと排出されること、およびその機構を明らかにした」と述べています。つまり、今回の結果は、腎臓や膀胱から遠く離れた腫瘍組織で分泌された細胞外小胞が、確かに尿へと排出されていることを示しているといいます。本共同研究グループは、「本研究で構築した細胞外小胞の追跡技術は、さまざまながん腫や組織を対象とした細 胞外小胞の動態解析へと応用が可能です。バイオマーカー開発のみでなく、がん転移や細胞間コミュニケーションの機構解明など、多様な領域への応用が期待されます」と結んでいます。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400280806.pdf
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

