2026.02.25
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乳がん検診におけるマンモグラフィ検査に、超音波検査の上乗せ
40歳代は高濃度乳房が多いと言われています。この高濃度乳房は、乳腺組織の密度が高いため、腫瘍と乳腺がともに白く映し出され、マンモグラフィ検査ではしこりが見つけにくい乳房の性質のことで、特に若い女性やアジア人に多くみられるそうです。ともあれ、乳がん検診では、マンモグラフィに超音波を加えることで早期乳がんの発見が増えることが示されているそうです。さて、東北大学大学院医学系研究科乳腺・内分泌外科学分野らの共同研究グループは、「40歳代女性を対象に、マンモグラフィ単独とマンモグラフィ+超音波(併用)を比較した試験(J-START)を約15年間追跡した結果、超音波を併用した群では、進行乳がん(ステージII以上)の累積罹患率が低いことが示された」と発表しました。本研究結果から、「超音波併用検診が乳がん発見数の増加にとどまらず、進行乳がんを減らし得ることを示す重要な科学的根拠である」と述べ、ただし、「超音波併用が乳がん死亡率の低下につながるかどうかを最終的に確認するには、今後もより長期の追跡が必要である」と結んでいます。繰り返しになりますが、マンモグラフィは、乳がん検診において死亡率減少効果が証明されている唯一の検診方法ですが、40歳代では高濃度乳房の割合が高く、病変が背景乳腺により隠れてしまうことがあるため、今回のような超音波を併用した試みによって、進行乳がん罹患率が低下する科学的検証が行われたという訳です。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/02/press20260220-02-cancer.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

