港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.25

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炭水化物好きは太りやすい?

「肥満研究において、従来の高脂肪食中心の食品ではなく、主食として日常的に摂取されているパンや米などの高炭水化物食品の影響を調べた」と発表したのは、大阪公立大学大学院生活科学研究科の研究グループです。具体的には、「マウスに通常の標準飼料とともにパンや小麦粉、米粉を自由摂取させた結果、強い嗜好性により標準飼料をほとんど食べなくなり、総摂取カロリーが大きく増えないにもかかわらず、体重と脂肪量が増加することが分かった」と述べています。ご存じのように、肥満は糖尿病や脂質異常症、心血管疾患など多くの生活習慣病のリスク因子です。当プレスリリースによると、「これまでの肥満研究では、脂質の過剰摂取が主要な原因と考えられ、高脂肪食を用いた動物実験系が広く用いられてきた」とか。一方で、パンや米、麺類などの高炭水化物食品は、主食として日常的に摂取されているにもかかわらず、これらが肥満や代謝に及ぼす影響を検証する研究は限られていた、といいます。加えて、「パンは太りやすい」「炭水化物は控えるべき」などと言われている一方で、それが食品そのものの性質によるものなのか、嗜好性や食行動の変化によるものなのかは明確ではなかった、といいます。本研究では、「脂質に偏ってきた従来の肥満研究の枠組みを拡張し、小麦や米のような高炭水化物食品がマウスにとっても好ましいものなのか、これらの食品の摂取がエネルギー代謝や体重調節にどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的とした」と述べています。そこで、「体重変化、エネルギー消費量、血中代謝物、肝臓における遺伝子発現を包括的に解析」。本研究グループは、今回得た知見によって、「肥満予防や生活習慣病対策において、脂質中心で議論されてきた従来の枠組みを補完し、炭水化物を含む主食の「質」や「食べ方」に着目した新たな栄養学的視点を提供するものです。将来的には、栄養指導、食育、食品開発の分野において、『おいしさ』と『健康』を両立させるための科学的基盤としての活用が期待されます」と結んでいます。

https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-22502.html

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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