2026.02.18
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マスクは大気汚染による心筋梗塞のリスクを下げる?
「日本全国のビックデータ解析によりPM2.5の短期的な曝露が急性心筋梗塞などの発症リスクを優位に高めている」と発表したのは、熊本大学病院医療情報経営企画部らの研究グループです。実は、新型コロナウイルスの流行後感染予防のためマスクを着用するようになり、PM2.5に関連する心筋梗塞の発症リスク、特に血管が詰まらないタイプにおいて有意に低下が認められたと述べています。新型コロナウイルス後の行動変容が社会に浸透した一方で、大気汚染による心血管リスクがどのように変化したのかは十分に分かっていなかったといいます。本研究では日本循環器学会が認定する施設における入院患者270,091名のデータを解析。その解析の結果、PM2.5に関連する発症割合を示す「人口寄与危険割合」は、閉塞血管を伴わない急性心筋梗塞において23,2%と非常に高く、大気汚染曝露による影響が際立っていることが判明したそうです。ただ、パンデミック前後を閉塞血管を伴うと伴わないと比較すると、「閉塞血管を伴う」のリスクはほぼ一定であったのに対し、伴わない方のリスクはパンデミック後有意に低下していることが明らかになったといいます。つまり、マスク着用が健康被害を軽減する有効な手段となり得ることが示されたこと、そして今後は大気質の改善による長期的な心血管保護の効果を進めることで、「持続可能な健康社会の実現を目指したい」と結んでいます。
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/byouin/20260216
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

