港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.18

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栄養不足でもがんはなぜ生き延びるの?

「栄養不足の環境下で、がん細胞が糖の量を測って生き延びる新たな仕組みを発見した」と発表したのは名古屋大学糖鎖生命コア研究所の研究グループです。具体的には、がん細胞はエネルギー源であるブドウ糖が不足する過酷な環境でも、生き延びるために代謝の仕組みを柔軟に切り替える能力を保持している、と述べています。実は、がんが悪性化する上で重要な役割を持っているのが糖鎖(細胞を構成するタンパク質や脂質に結合し、様々な生命現象において大きな役割を果しているもの)で、この糖鎖の減少ががん細胞の運命にどうかかわっているのかよく分かっていなかったそうです。そこで、本研究では、がん細胞を遺伝学的に操作し、糖鎖の量を段階的に変化させる実験を行いました。その結果、この糖鎖の減少がその量に応じてがん細胞の生存を手助けしたり、ストレス耐性を低下させたり、つまりスイッチの役割をしていることが分かったそうです。本研究グループは、「代謝と糖鎖がどう連携してがん細胞の生存を支えているのかを理解する上での新しい視点を提供するとともに糖の一種であるマンノース代謝や糖鎖の状態を精密に調整することでがんの新たな治療につながる可能性を示している」と結んでいます。

https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2026/02/post-943.html

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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