港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.11

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独り好きは仲間はずれに強いってホント?

「『独り好きの人』は、仲間はずれにされた際、感情を司る脳領域の活動が弱まり、身体感覚領域との連携が強まる独特の脳反応を示した」と発表したのは、東京都健康長寿医療センターと東京都立大学の共同研究グループです。さらに、このことは社会的排除に伴う社会的痛みを『感じていない』のではなく、感情として強く評価することを抑え、別のかたちで処理しているのではないか、と述べています。もし「仲間はずれ」や「無視される」といった社会的排除を経験するとき脳はどのように反応しているのでしょうか。当プレスリリースによると、そうした場合、前部帯状皮質が関与し、「社会的痛み」を処理すると考えられてきましたが、「独りでいることを好む(独り好き)」の人が、社会的排除にどう反応するか十分に理解されていなかったそうです。勿論、何らかの耐性があると考えられてきましたが、実際脳がどう反応するかについては今まで検討されてこなかったとか。そこで、本研究では健常成人40名を対象に機能的MRIを用いた実験を実施。まず、「独り好き志向性」の調査として質問票に解答してもらい、他者とボールを投げ合うゲームに取り組んでもらったそうです。そして、途中で意図的に「仲間はずれ」にされる状況を経験。こうした実験の結果、独り好き志向性が高い人ほど抑うつ症状や孤独感が高いことが確認されたといいます。脳活動では独り好き志向性の高い人は仲間はずれにされると左前部島皮質の活動が低下。また、前部帯状皮質においても主観的な苦痛の強さを示したそうです。つまり、たとえ独り好き志向性が高い人でも、内面的な社会的痛み自体は保持されているものの、それに伴う感情の表出・処理は抑えられていることが明らかになったといいます。要は、「独り好きな人は社会的排除に強い」という単純な見方を否定する結果になったのです。本共同研究グループは、「独り好きという特性が、社会的排除ストレスに対してどのようなメカニズムで対処しているのかを科学的に明らかにした」と結んでいます。

<プレスリリース>独り好きの人は仲間はずれにどう反応するのか?―孤独を好む人は、社会的痛みの処理が異なることが明らかに―|研究成果|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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