港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.13

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うつ病と脳内ネットワーク

脳内には「脳の諮問」と呼ばれる、個人の独自性を示す脳の領域間の機能的つながりのパターンである「機能的コネクトーム独自性」というものがあり、うつ病患者の場合、健常者と比べて有意に低下していることが明らかになったと千葉大学子どものこころの発達教員研究センターおよび広島大学大学院医系科学研究科の共同研究グループが発表しました。この「機能的コネクトーム独自性」ですが、当プレスリリースによると次のように説明しています。脳の異なる領域内のつながりのパターンが、どれだけ他の人と異なり、同一個人内で一貫しているかを示す数値だそうで、それゆえ「脳の諮問」と呼ばれているのです。ともあれ、この独自性の低下は、特に前頭頭頂ネットワークや感覚運動ネットワークにおいて顕著だとか。うつ病の症状が重いほど脳の独自性が失われていることを示しています。本共同グループは「将来的な診断や個別化医療の進展に寄与することが期待される」と結んでいます。因みに、うつ病は世界で約2億4600万人が罹患する深刻な疾患だと言われていますが、信頼できる生物学的指標(バイオマーカー)の確率は喫緊の課題です。本研究において、「脳の諮問」という指標を用いて、うつ病患者における臨床的妥当性を世界で初めて検証したというわけです。

 うつ病患者の脳内ネットワークにおける「独自性」の低下を発見 ~個人の脳の「指紋」を指標とした新たな客観的診断法の開発に期待~ | 国立大学法人 千葉大学|Chiba University

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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