港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.11

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母親の周産期うつと幼児の神経発達の関係

「東北メディカル・メガバンク機構が実施している三世代コホート調査のうち2.3万組の母子のデータを用い、母親の妊娠期から産後にかけての精神状態が幼児の自閉スペクトラム症関連特性に及ぼす影響を検討した」と発表したのは、東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野らの研究グループです。そして、本研究の結果、「母親の妊娠初期・中期における心理的ストレスおよび産後1ヶ月時点でのうつ状態の指標は、幼児の自閉スペクトラム症関連特性を示す指標と有意に関連しており、特に女児においてより顕著に認められた」と述べています。加えて、「妊娠中ストレスを負荷したモデルマウスにおいても、同様に雌仔マウスで社会行動の低下が認められ、(中略)脳内オキシトシン受容体の発現低下が確認された」といいます。ご存じのように、オキシトシンとは、下垂体後葉から分泌されるホルモンで「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」と呼ばれています。本研究グループは、本研究成果を受けて、「妊娠中から産後にかけた母 親のメンタルヘルス支援と、出生児の精神発達の評価および神経発達症の早期支援を一体的に捉えることの重要性を示す科学的根拠を提供するものである」と述べ、将来的に、周産期の母親への支援や介入による自閉スペクトラム症の早期発見・予防法の確立や、オキシトシンを標的とした新たな治療・介入戦略の開発につながると期待されます、と結んでいます。

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/02/press20260206-02-cohort.html

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

 SM

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